『剣の街の異邦人』をプレイした。

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時系列は
『円卓の生徒』
↓
『剣の街の異邦人』
↓
『デモンゲイズ』
概要エクスペリエンスDRPGの集大成
ストーリー異世界に迷い込んだので現代に帰ろう!
美点本作はDRPGメーカーとして高い評価を誇るエクスペリエンスが製作した難易度の高いDRPGだ。自由度の高いキャラメイク、キャラが死亡すればロストが近づく恐怖感、それに伴う戦闘の緊張感と戦術性、DRPGの醍醐味であるアイテム収集、そして、ストレスフリーな戦闘仕様とどれをとっても隙が無く、非常に高いレベルで纏められている。キャラメイクはポートレイト式であり、自分好みのキャラを製作でき、思い入れが深まること間違いなし。男性キャラでも女性の声を選択可能であり、色々な意味で好きなキャラを製作可能だ。システムとして練り込まれたロスト仕様は『Wizardry』を彷彿とさせる。死亡→即ロストとはならないが、その後の戦闘では常にロストを考慮して戦術を組み立てる必要がある。これが頭を悩ます仕掛けだ。無論、回復も可能なのだが回復期間はそのキャラが前線離脱してしまい、代理キャラが必要となる。これもパーティの編制に頭を悩ますことにあるだろう。これらを含めての戦闘での戦術性、キャラ運用が楽しく、試行錯誤を繰り返して誰も死亡することなくボス戦を突破した際の達成感はDRPGならではだ。アイテム収集も宝箱の解錠がワクワクタイムとなっている。レア度の高い宝箱を開ける際の高揚感はまさにハクスラだ。何度も何度も開けたくなるバランスも素晴らしい。極めつけは高速戦闘だ。大抵のソフトであればエフェクトカットやメッセージスキップ程度だが、本作は本当に高速化されており一瞬で戦闘が終わってしまう。プレイ時には驚愕してしまうだろう。一瞬で終わるならば、戦術を見誤れば一瞬でパーティが瓦解することもあり得るのだ。一瞬でゲームオーバーになる絶望感もこれまた堪らない。あまりにも良い点が多く、詳細をさらに書きたいところだが冗長なきらいが見えるのでここで終わりにする。
欠点ダンジョンが長く、帰還アイテムもレア品なため、まとまった時間がとれないと探索が進まない。再開したらセーブが消える中断機能は欲しかった。中盤以降はスペルを使用する回数も多く、スペルへのショートカットも欲しかった。
相性DRPGが好きなら絶対に購入すべきだ。同社製作の『円卓の生徒』や『迷宮クロスブラッド』が合った方にもお勧め。一方で、シナリオはシリアス風味なので苦手な方は注意。難易度もかなり高くDRPG初心者には向きにくい。なお『円卓の生徒』をプレイしていなくても本作に支障はない。プレイしていると多少世界観やキャラが解る。
実績と時間実績は、1週して900前後。狙わなくても大抵の実績はクリアの過程で解除される。節目に解除されるので実績バランスも良い。
時間は、ストーリーをクリアして60時間前後。アイテム収集やクリア後のダンジョンを考えると80時間前後は必要。
個人的感想実に面白かった。時間を忘れて毎日10時間ぐらいプレイしていた。戦術をミスって一瞬でパーティが全滅し1時間がパァなんてことも多発し、実に難しいDRPGで良かった。ダンジョン探索も楽しく、ついついマップを隅々まで埋めてしまいたくなる。本当にDRPGの良さを詰め込んだ名作。長い間、待ったかいがあった。マルチエンドなので何度も遊べるのも嬉しい。ハクスラは周回プレイでも初回と同じように楽しめるのが良いよね。PC版の発売も楽しみです!
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